2013年12月18日

実は初めての”絵金蔵”。

今日は昨日に引き続き、東京から取材に来られたカメラマンさんに同行。今回の彼の仕事は高知市中心部がメインなのですが、今日から合流するもう1人のスタッフさんを空港に迎えにいくついでに一足伸ばして赤岡町へ。

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赤岡町は高知市の東隣りの南国市の東隣りにある香南市にあります。以前こちらのブログで熱く紹介した道の駅やすがある香南市内の夜須町の西隣りの町です。

この町は”絵金”の町として知られています。”絵金”とは”絵師金蔵(えしきんぞう)”のことです。

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絵師金蔵、略して絵金。もとは土佐藩家老桐間家の御用を務める狩野派の絵師でしたが、贋作事件に巻き込まれ、城下追放となります。野に下った絵金は叔母を頼りにこの赤岡の町に定住し、酒蔵をアトリエに絵を描きました。「絵金蔵」では町内に残された二十三枚の屏風絵を収録、保存しています。

(写真に撮った絵金蔵パンフレットの表紙にある説明をそのまま転載)

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この赤岡町では年に一度”絵金祭り”というお祭りが開催されており、その時には赤岡の街並みに絵金の屏風絵が並べられます。その模様を毎年テレビのニュースで見るのですが、絵金の絵というとそれはもうおどろおどろしくて恐ろしいイメージ。特に絵の中の鮮烈な血の赤が怖くて、今までまともに見ようとしたことがありませんでした。なので絵金祭りに行ったことも、絵金蔵に入ったこともなくて。でも今回カメラマンさんが「絵金蔵、行きたい!」と言うので初めて入ることに。

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冷たい雨が降りしきる中、風情あふれるたたずまいの絵金蔵。

そして、この絵金蔵で「なんでこんなに素晴らしい高知の財産に今までふれようとしなかったのか」と後悔するほどに、感動しまくったのでした。・・・いや、むしろ今のわたしでなければ絵金の価値を理解できなかっただろうな。やっぱりベストタイミングだったわけね。

絵金の書いた絵には様々な時代背景やメッセージがこめられています。また、”血赤”と呼ばれる独自の赤にもちゃんと意味があります。これは直接絵金蔵に行って学んでいただきたいのでここには書きませんが、江戸時代の民衆文化を知る上で非常に大きな財産です。ここには改めてゆっくり足を運ぼうと思ったことでした。

絵金蔵内は撮影禁止なのですが、入口を入ってすぐのカフェスペースは撮影OKとのことでした。

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とっても素敵な雰囲気のカフェスペース。タペストリーに描かれているのは絵金の絵。


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絵金蔵の方から「あったかいお茶をご用意していますのでどうぞゆっくりして行ってください。」との嬉しいお心遣いが。


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なんて素敵なお茶のセッティング。とっても絵になっています。


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ご近所の方の手作りというポットカバーが可愛い!まるで服を着たペンギンみたい♪

ああ、もうほんと絵金蔵来て良かった~!ヘタしたらこの蔵のことを、そしてこの町の財産を知らずに一生を終えちょったかもしれんちや(>_<)。文化施設って県外からのお客様を案内しがてらとかでしか行かんけど、地元にある財産にもっときちんと目を向けようとこの年(41歳)になって痛感したことでした。

今までも赤岡のことが大好きやったけど(その理由はまたおいおい)、今日またさらにこの町のことを大好きになりました☆宝物は、足元にあるがやね~。

◆絵金蔵ホームページ:交通アクセスはこちらに。
◆絵金蔵入館料:大人500円、高校生300円、小・中学生150円(15名以上は50円引き)
◆絵金蔵で得た喜び:江戸時代の庶民の暮らしを知る大切な資料としての絵金の絵の価値を知った感激、血赤の意味を初めて知って絵に対する暗いイメージが覆された嬉しい驚き。

★★★ 足元にある宝物の価値に氣づける年になって初めて訪れた絵金蔵、エイネ♪ ★★★
posted by エイネ at 22:45| Comment(0) | 文化施設を楽しむ | 更新情報をチェックする
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